先ごろ米国NIH(国立衛生研究所)の研究において、レスベラトロールの健康増進効果が確認されたが、別の研究で、レスベラトロールが、多くのケースで乳がんに関与する異常細胞の形成を抑制したことが、確認された。
多くの乳がんケースにおいて、増えたエストロゲンが乳がんを促進することが多いが、研究者らはネブラスカ大学医学センターで実施された初期実験研究において、レスベラトロールがこれらDNA付加物の形成を抑制し、乳がんの最初の段階を防ぐ能力があることを確認した。
同研究に使用したレスベラトロールはしかも低濃縮で、100マイクロmol/L まで実験したものの、DNA付加物の抑制が見られたのは10マイクロmol/Lのみであった。 1杯の赤ワインはおおよそ9~28mol/Lを含んでいる。
さらに同研究では、レスベラトロールが乳がんのリスク要因で知られるCYP1B1の発現と2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-P-ダイオキシンの形成を抑制したことが、確認された。
研究者は、今回の研究は培養試験であったため、今後はより大規模のヒト試験での確認が必要である、としている。
同研究結果は、米国がん学会誌「Cancer Prevention Research」2008年7月号に掲載されている。

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